スライスに悩むゴルファーの大半は、スイング軌道が「アウトサイドイン」になっていることが原因です。
ぼくの先輩は20年以上スライスに悩み続けて、何をやっても改善しなかったのに、たったひとつの気づきでスイングが激変しました。この記事では、その実体験をもとに「アウトサイドインが原因のスライス」を根本から直す方法を解説します。
アウトサイドインとは?スライスが出るメカニズム
アウトサイドインとは、クラブがダウンスイングのときターゲットラインの外側から内側へと横切るように動く軌道のことです。
この軌道でインパクトを迎えると、ボールには左から右へと横回転(サイドスピン)がかかります。これがスライスの正体です。
カット打ちになる主な原因3つ
- バックスイングでクラブが後ろに倒れすぎる(フラットなトップ)
- ダウンスイングで肩が先に開く(上体が突っ込む)
- フェースが開いたままインパクトする
先輩の場合、バックスイング時にクラブが身体の後ろに倒れすぎていて、ダウンスイングでどうしてもアウトサイドから入ってくる軌道になっていました。
自分がアウトサイドインか確認する方法
まず自分の軌道を確認しましょう。以下のチェック項目に心当たりがある場合、アウトサイドインの可能性が高いです。
- ボールが右へ曲がる(右打ちの場合)
- ダフリやトップが多い
- インパクト後にクラブが左へ抜けていく感覚がある
- 打った後にターフが左を向いて飛ぶ
- ドライバーはスライス、アイアンはひっかけが出る
スマホを後方(飛球線後方)に立てて動画を撮り、ダウンスイングの軌道を確認するのが一番確実です。クラブヘッドが肩のラインより外側から降りてきていればアウトサイドインです。
アウトサイドインを直す方法
先輩のスイング改善で効果があった2つのポイントを紹介します。どちらも「クラブの動かし方の意識」を変えるだけで、大きな改造は必要ありません。
①クラブフェースを閉じてバックスイングする(シャットフェース)

シャットフェースとは、バックスイング中にフェース面がボール方向を向き続けるように上げることです。
意識するポイントは「手首を使わず、体の回転でバックスイングしながら、フェースがボールを向いている感覚を保つ」こと。シャットに上げると、クラブが自然と後ろに倒れ(シャロー)、ダウンスイングでインサイドから入ってくるようになります。
「振り遅れるんじゃないか」と感じるかもしれませんが、実際は逆です。フェースが開かないため、むしろつかまった球が打てるようになります。
②クラブを押さず、引きながらスイングする
ボールに向かってクラブを振り下ろす(押す)と、どうしてもアウトサイドから入るカット打ちになります。
意識を変えるコツは「クラブヘッドを引っ張る」感覚でスイングすること。引っ張る手がクラブより先にあるため、自然とハンドファーストに近い形になり、ヘッドが遅れてついてくる動きになります。
これにより遠心力をうまく使えて、インパクトゾーンが長くなるため、ミート率と方向性が同時に改善します。
即効性のある矯正ドリル
タオルドリル
右脇(右打ちの場合)にタオルを挟んでスイングします。ダウンスイングでタオルが落ちなければ、脇が締まってインサイドから下ろせている証拠です。アウトサイドインになると上体が開いてタオルが落ちます。
ティーアップしたボールを低く払うドリル
低いティーにボールを置き、「インパクト後もクラブを低く出す」意識でハーフスイングします。高くフォローを出そうとするとアウトサイドインになりやすいため、低く払う意識がインサイドアウト軌道の感覚をつかむのに効果的です。
解説YouTube動画

実際のスイング変化を動画で確認したい方はこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=pajs5O_eSbY
まとめ:アウトサイドインのスライスを直す3ステップ
- まず自分がアウトサイドインか動画で確認する
- シャットフェースでバックスイングする意識に変える
- クラブを押さず「引っ張る」感覚でスイングする
この2つの意識変化だけで、先輩は20年来のスライスが激変しました。スイングを大きく変えるのではなく、「クラブの動かし方の意識」を変えるのがポイントです。
まずは練習場でハーフスイングから試してみてください。ぼくのYouTubeでも実際の変化を解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
あわせて読みたい:ダウンスイングの正しい動き方と練習方法 / ドライバーの基本と選び方 / アイアンの方向性を安定させる方法


コメント